2015年12月7日月曜日

No Use For A Nameと僕 その3

3回目です。(前回



結局2011年は日本に来ずじまいだったNUFAN。来年こそは、と思っていたのだけどバンドは翌年もぽつぽつとライブをしている感じ。そのかわりTonyはLagwagonのJoeyとアコースティックのツアーに出ているようだった。今年も来ないだろうなあと思っていた夏の夜、ふとTwitterを見たらとんでもないニュースが流れて来た。

トニーが亡くなった。一瞬何の事か理解ができなかった。トニーさん違いかな?と思っていたけど、ニュースの発信源はFATの公式。日本時間だと夜の2時前くらいの時間だったもののすぐに国内外問わずさまざまなところからリアクションが上がってくる。それを見ていて、本当に起こったことなんだとぼんやり実感をした。

高校で出会って、自分の人生を大きく変えたバンドの、シンガーの死。生で彼らを観たときは本気で「いつか彼らとステージに立ってみたいなあ」って思ったし(でも俺ヘタクソじゃんって気づくのに時間はかからなかった)、またいつかバンドがアクティブになれば新しい曲も、来日もあるだろうと思っていたのに、それももうあり得ない事になってしまった。あまりの出来事に翌日も朝早くから予定があったにも関わらず、その日は抜け殻のように朝までNUFANを聴いてた覚えがある。

バンドは1ヶ月後くらいに解散を発表。NUFANをNUFANたらしめていたTonyがいなくなったのだから、特に驚きもないこととして受け止めた。でも自分の中で高校2年くらいからの青春が1つ終わってしまった、寂しさを感じずにはいられなかった。そして聴くと悲しくなる気がして、この時期からだんだんとNUFANを聴く回数が減っていった。

ただ今でも自分の中で何か重要な場面では、なにか音楽を聴くとなると真っ先に選ぶのはNUFAN。この癖は今に始まったものじゃなくて、大学入試も試験前によく聴いていたし、きっとこれからも変わらないのだと思う。もう二度とステージを見る事は叶わないけれど、いつまでも自分の中でのヒーローと言えばNUFANだから。



というのを先月の中頃に書いていたのをすっかり忘れていて今更ポストしました。ちなみにこの記事書くきっかけだったFAT25thのトリビュートは、翌日朝早くて途中までしか見られなかったけど、序盤から超ゆるゆるで「メンツが豪華」以外の感想があまりなかったなあ...という感じです。笑 それでも未だにTonyの愛され具合はばっちり伝わって来たんでよかったですけどね!

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