2016年10月16日日曜日

【Disk Review】 Atomic Winter "Tsunami Survivor" (2016)

聴くオリンピック。

Atomic Winter "Tsunami Survivor" (2016)




ブラジルはゴイアニアという街の高速メロディック、Atomic Winterがリリースした新作です。このブログでもレビュー書いたり、コンピに参加してもらえたり、いろいろと扱うことが多い彼ら。日本でもあらゆる地域の高速メロディックバンドに目を向けてる方の間では超メジャーな存在ですね。

メンバーの息のそろった異様なハイテンションっぷり、そして英語で歌うブラジルのバンドにしては珍しい超暑苦しいバカテク高速メロディックのスタイルは健在です。今回どの曲もかなり短くなっているのだけど、それで情報量が落ちるかといえばそんなこともなく。むしろ彼らの濃さが凝縮されてとんでもないことなってます。それを踏まえての個人的な感想が、冒頭の「聴くオリンピック」。笑

Belvedere直系な雰囲気からタッピング起点で一気に怒涛の展開が始まるM-2"Tsunami Survivor"みたいな新鮮な切り口の曲もいいし、バカ高いテンションがそのままスピードに出ていてなんでまとまっているのかわからない(でもかっこいい)M-7"Concrete Squall"みたいな曲もいいし、一度ハイテンションなところからクールダウンして、勇壮なリードギターを聞かせてくれるM-5"Snow Tires"みたいな曲もいいし、いやー隙がないです。

ブラジルって国柄もあって以前レビュー書いたTripwireや、Belvedere、Strung Out、A Wilhelm Screamなど好きな人にはマストでチェックしていただきたい1枚です。いやーそれにしても今年のブラジル高速メロディック界隈、豊作じゃないですか?

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