【Disk Review】TORCHES "New Ways, Same Fire"(2017)

脱いだらすごいタイプ（違う）

TORCHES "New Ways, Same Fire"(2017)

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スペインはバルセロナのメロディックパンク、TORCHESの2ndです。過去作はbandcampでフリーダウンロード可能。

Adrenalized、Main Line 10、Bates Motelとテクニカルな高速メロディックをプレイするバンドが多い印象のあるスペイン。彼らはそういったバンドとはちょっと違う、ストレートでクラシックなメロディックを中心にプレイしています。FBを見ると影響を受けたバンドとしてBad Religion、Strike Anywhere、Good Riddanceなどの名前を上げているのもうなずけるところ。

彼らの面白いところは、M-4"Conclusion"のサビのような、相当荒々しく歌われているメロディが実は相当エモーショナルなこと。

個人的に荒々しいだけのバンドってあんまり好きじゃないんだけど、彼らはジャイアンの優しさよろしく、要所要所で聴き手をじんわりと掴むようなメロディを出してくるんですよね。冒頭にも書いた通り、たぶん脱いだらすごいタイプ（強引）。もちろんシンガロングパートもたくさんだし、そういった曲もすごいかっこいいんだけど、パワープレイだけじゃなくてメロディで聴き手を掴むことができるのも彼らの強味じゃないでしょうか。

 

最近のバンドだとオーストラリアのPostscriptとかが近いのかなと思います。太く荒々しいメロディックサウンドが好きな方は要チェックです！