2018年5月21日月曜日

一人旅日記2018GW 後半

続きです。


出発前に読んだサイトで、サタドー岬から先は自販機のないところが続くって書いてあって、「ならたぶん観光できそうなものもあんまりないだろう」ってことで、2キロくらい進んだところからちょっとだけバスに乗った。笑 今回三宅島の下調べをまったくしてなかったから、とりあえずバスに乗りはしたものの、途中そこそこ面白そうなところがあってちょっと後悔している。まあキックボードで長距離を移動するのは初めてで勝手もわかっていないし、仕方ないけれど。

バスを降りたのは神着という地区。島の一番北にあって、警察署やら支庁やらがあるということで、ここならお昼ご飯が食べられるかなと思ってのチョイスだった。ところが、たしかに商店はあるものの飲食店がまったくない。携帯でお店を調べてみると、あるはずのお店も全部ない。どうやら閉店してしまっているらしい。結局30分くらいうろうろして、地区で唯一やっているらしいお店でお昼を食べた。まあサムギョプサル美味しかったからいいや。

お昼を食べたらもう終盤戦。ここまでキックボードの勝手がわからないから観光できそうなところも寄らずに必死で漕いできたけど、残りが5キロくらいだってこともわかったし、できるだけ寄り道をしながら進むことにした。

まず最初に寄ったのは島役所跡。江戸時代の島の役場だったらしく、かなり立派な建物と木があった。ただそんなことよりもビックリしたのは立地。道路を挟んで向かい側が神社になっていて、その鳥居が役所の敷地の中にある。つまりここは神社の敷地内。敷地内に島一周道路が通っているらしい。周囲の地形は海に向かって下り坂だったからこうするしかなかったんだろうけど、それにしてもすごい道路の作り方をしたなあと、そっちのほうが気になってしまった。



(立地がって言っておきながらその写真がない)

寄り道その2は伊豆岬灯台。ここは島の一周道路から外れて、もう一段海沿いの気持ちいい道路をしばらく走ったところにある。午前中のサタドー岬ほど高台でもなく、周りは草原なこともあって、さっきとは違った解放感があった…んだけど風が強すぎる。島一周道路はなんだかんだ海岸線から少し離れたところを走るからいいけど、ここはあまりにも海沿いでキックボードうんぬんの話じゃなくなっていたのでそそくさと退散。

(灯台がって言っておきながらその写真がない)

一周道路に戻ってからは、もう宿のある地区までひたすらキックボードを漕ぐだけ。伊ヶ谷って地区から先はかなりの山道ってことは聞いていたから、再び気合を入れて進んでいく。ちなみにこのころになると、もう20キロ以上キックボードを漕いでいることもあって、坂道の登り方が若干上手くなっていた。笑 早歩きより少し速いくらいのスピードでじわじわと坂を攻めていく。

そしたらまたしても問題発生。30分かからずくらいで峠を越えてしまい、15時前には阿古まで戻ってきてしまった。笑 こんな時間に宿に戻ってくるつもりもなかったから、途端にやることがなくなってしまう。とはいえ宿でダラダラするのももったいない。ってことで宿のそばの温泉に行くことにした。こんな時間から一仕事(?)終えて温泉、なかなか贅沢。

温泉はちょうど海のほうに開けた造りになっていた。去年行った八丈島にもこういう造りの温泉があったんだけど、三宅島、お前もか。最高じゃないかってことで日の高いうちから思いっきり長風呂をした。これが悪い大人である。

夜は近所の商店で買った島寿司を食べながら、宿にあったバーで伊豆諸島の焼酎を飲んでいい感じに酔っぱらった。この日の宿は会社の同期で来たってグループ、野鳥を見に来た家族連れ、サバイバルをしているお兄さんたち(!)と色んな人がいて、それぞれがなんで島に遊びに来たのかとかそんな話で盛り上がってるうちに夜が更けていった。島のゲストハウスは毎回お客さん同士が仲良くなるから楽しい。

翌日はもう東京に戻るだけ。船で少し昼寝をしたあとは、サバイバルのお兄さんたちも同じ船だったので、お互い「次どこ行く?」みたいな話をしながらダラダラと東京へ向かった。宿で一晩一緒だっただけなのに、お互い旅が好きだからか話は尽きない。自分の好きな物事をシェアできる人と仲良くなれることはいつでも嬉しいもの。今回もそこそこ長い船旅ではあったけど、あっという間に時間が過ぎていった。

竹芝に戻ってきたのは21時前。お兄さんたちともここでお別れで、「またどこかの島で会いましょう!」とあいさつをして帰路へついた。こうして今回の一人旅が終わった。

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